子宮とサヨナラしたけれど

漿膜下筋腫ごと子宮全摘したその後に待っていた落とし穴

出生の秘密④

というわけで、当初の警察からの電話、の一件に戻ります(前置きが長くて申し訳ない)。 80歳を超える父母と、ワガママ独身50代姉との3人住まいの実家に、警察から電話があったのが2ヶ月前。 受話器をとった姉は、警察を名乗る相手を当然、特殊詐欺犯だと思…

出生の秘密③

母の実家の菩提寺に墓参りに行くたび、母が水子供養の塔の前でやたらと長く手を合わせていたのも、こういうことだったのか…。 それにしても、「お姉ちゃんは当然知ってるんだよね?」と聞くと、「言ってない」と母。 「だって、お姉ちゃんワガママだから、ど…

出生の秘密?②

子どもの頃、 「きっと私には、由緒正しい家柄のお金持ちの本当の両親がいて、私をいつか探し出し迎えにきてくれるにちがいない。そして実の親に引き取られた後は、夢のようなお姫様のような豊かな生活が送れるんだ!今のこのお金のない悲しい中流家庭での生…

保険で戻ってきた入院手術費用のこと

思わせぶりな書き方で終わらせた感じになってしまった前回の続きを書こうとして、そんなことよりこっちを書かねばならないではないか!と、大事なことを思い出しましたので、まずはこちらから。 ※前回の続きは単なるくだらない私事ですので軽く流していただ…

出生の秘密?①

すっかりご無沙汰してしまいました。術後半年診察も終わり、回復した体調に幸せを感じながら日々過ごしております。いやー、子宮全摘からの数ヶ月は、思い出しても地獄の日々でした。手術そのものは波乱なく無事終わったのに、術後の麻酔の副作用が衝撃的な…

脇の下に多発するアレと、子宮筋腫の関係

明けましておめでとうございます。 去年は子宮全摘後の体調不良を含め散々な一年だったので、今年こそは心機一転、良い年にしたい、と勢い込んで、神社を二つまわって初詣してきました。 ひとつは毎年参る湯島天神。去年は忙しくて参らなかったから2年ぶりで…

院内紹介なるもの

大きい病院にかかる時に覚悟すること。 ①予約時間は形だけ、基本2時間以上待ち&診察数秒覚悟。 ②ホウレンソウは期待するな、全て患者側から一からの説明必要。 ③医師と看護師さんの膨大な流れ作業による手違いミス頻発を踏まえ、患者は大きな心で受け止めら…

麻酔科医さんに聞いてみたい

地獄のような術後1ヶ月の不調の原因が「麻酔の副作用」だろうと診断された今、疑問に思うことがあります。 この副作用は、私の体質の問題なのか、それとも麻酔の側の問題なのか、ということ。 体質の問題なのだとしたら、結構覚悟が必要ですよね。この先の人…

辿り着いた真相?@主治医診察

退院後2日目に突然襲ってきた、のたうち回るほどの激しい頭痛。 そのうちおさまるかも、いやおさまってくれとそこから2日我慢して、どうにも耐えられなくなって手術した病院に連絡し、緊急で診てもらった時は主治医が不在で、別の医師による診察となりました…

術後ひと月、読書すら集中できない

医療機関に勤める友人いわく、 「乗り物酔い止めの薬は、めまいを感じさせなくする効果があるだけで、めまいそのものがおさまっているわけではない」 ……そりゃそうか。 子宮全摘手術からついに1ヶ月。 まさかこんなに苦しむとは思わなかった術後のもろもろの…

酔い止め薬がめっちゃ効いた話

子宮全摘手術から約1ヶ月。 引き続き、頑固に居座る頭痛とめまいと吐き気と耳鳴りに苦しむ日々。 ただし、 頭痛<<<めまい&吐き気&耳鳴り に変わりつつあります。 頭を抱えて、痛い痛い割れる!と一日中のたうち回ることは、ほぼなくなってきました。 婦人科…

手術からまる3週間の流れ

●手術(2022/11/7)。 ●1週目(11/7〜)は入院中。ヘソの手術痕の痛みと、縫合した会陰の痛みと、お腹が張って、ガスで肩が痛い、血圧が低くてちょっとフラフラする、くらい。それも徐々におさまり順調に回復し退院。 ●2週目(11/14〜)は、突然訪れた激しい頭痛と…

筋腫が育った経過画像@2021夏→2022夏

【第1回MRI(2021年7月1日)】 激しい腰痛によるヘルニアの疑いで、かかりつけ整形外科経由で、大病院のMRIを受ける。 腰骨にはなんの問題もなく、その代わり初めて子宮筋腫が見つかる。大きさは7cm程度とのこと。 画像の左下あたりに、半分くらい切れてますが…

体調不良デジャヴ②

花粉症との付き合いは長く、小学校の入学式の朝に集合写真で目と鼻を真っ赤にしている自分がいます。 春のスギ・ヒノキ、秋のブタクサ・ススキ、冬のハウスダストその他もろもろに反応するアレルギー体質でしたが、特にやはり春先のスギの季節が最悪で、くし…

体調不良デジャヴ①

お恥ずかしい話ですが、数日前に出先で頭痛と目眩と吐き気が酷くなって倒れ込み、どうにも立ち上がれず、救急車を呼ぶかと言う騒ぎになりました(T_T) 具合悪いのに出掛けるなよ!って話です。いやほんとに。 ひと迷惑な人間です。バカバカバカバカ。 情けな…

健康人生で初めて味わう術後の絶不調

私は子供の頃から本当に丈夫で、病とは無縁のすこぶる健康な人生を送ってきました。ありがたいことです。 3つ年上の姉は私とは真逆で、生まれた時から重病を繰り返す人生でした。 昭和40年代前半に低出生体重児(妊娠9ヶ月の早産)の双子として生まれ、より小…

いったい子宮筋腫の原因はなんなのか②

約15年前、ピル治療のために訪れた婦人科専門クリニックで血液検査の結果判明したことは、私は元来、 「女性ホルモンの変動バランスが悪く、さらに男性ホルモンの分泌が多い」 ということでした。 これが長年にわたる「大人のニキビ」発生の原因だったそうで…

いったい子宮筋腫の原因はなんなのか①

原因のわからない病は世の中に多々ありますが、子宮筋腫もそのひとつなんでしょうね。 女性ホルモンの分泌が関係しているらしい、と大まかに分析されているのみ。 女性ホルモンのバランス異常、と言われると、50年のこれまでの人生で、心当たりがなくもあり…

筋腫を取ってお腹は凹むか

実家住まいの3つ年上の姉も、数年前に筋腫が大きくなって子宮全摘しています。 姉の筋腫は重量1kgだったそうです。私の手術前、姉曰く、 「経験者としてのアドバイスだけど、筋腫をとっても、下腹は全く凹まないから期待しない方がいいよ。お腹周りが太いの…

入院中本当に必要なものと注意すべきことその5

⑤ドライヤーorヘアアイロン 個室に入れるか大部屋になるか分からなかったので、私はヘアケアグッズを「ヘアブラシ」(ラ・カスタの愛用してるやつ)と洗い流さないトリートメント(ロクシタンのおまけでもらって貯めといたやつ)くらいしか持って行かなかったの…

入院中本当に必要なものと注意すべきことその4

④マスク なぜか、病院から渡された「必要な持ち物リスト」にマスクが入っていませんでした。 使わないわけないよね?え、提供されるの?と、半信半疑で何種類か不織布マスクを持って行きました。 結論:使いまくりました(当たり前か…) なぜリストに入っていな…

術後2週間、頭痛との果てしなき闘い

普段、スポーツジムを2つ掛け持ちしてます。 ひとつのジムだと気に入ったプログラムの数が少ないのと、コロナになってからプログラムが時間短縮されたり廃止されたりしていて、満足に運動出来ないので、近所の2ジムを行ったり来たり。 2箇所に通っていると…

ヘソより痛いところがあるなんて!

入院グッズの続きをしばしお休みして… 事前にどんな知識を入れていても、実際に体験しなければ絶対に知りえなかった、子宮全摘手術の驚くべき真実?がありました。 そのことについて少しお話を。 2週間前の2022年11/7(月)、朝から4時間弱の手術を終え、手術…

入院中本当に必要なものと注意すべきことその3

③ご飯のお供について これも基本情報としてよく知られていることですよね、「病院食にご飯のお供は必須」と。 ふりかけとかナメタケとかごはんですよとか。 私も何を持って行こうか散々悩みましたが、オーソドックスに永谷園のおとなのふりかけバラエティパ…

入院中本当に必要なものと注意すべきことその2

②ハイウエストショーツについて(VSサニタリーショーツ?) 子宮をターゲットにした腹腔鏡手術は、 ・メスを入れる口=ヘソ ・ガスを入れる口=下腹部の3点 の腹部4点に穴が開きます。 このうち、やはりメスを入れたヘソが一番痛い。 メスを動かして中の子宮を…

入院中本当に必要なものと注意すべきことその1

入院前に、いろんな方のブログを参考にさせていただき、ちょっとした旅行並みに「必要グッズ」を買い揃えた私。 それぞれの病院で、必要なものも注意すべきことも違うと思いますので、あくまで私の場合での話として、オーソドックスな「人気入院グッズ」の現…

手術の朝の着替えのこと

土曜日ですね。 お天気が良い。割れる寸前の頭で一歩も外に出られないけれど(涙)。 昨日まではスーパーのネット注文でなんとか食材を運んでもらい、夕方何度も休みながら、何時間もかけて夕飯を作っていましたが、今日は会社休みの夫と娘が先ほどお昼と夜の…

個室か大部屋か

2022年11月6日入院。 入院前の説明では、個室は予約できない、入院時に運良く空いていれば入れますとのこと。 4種類ある個室の中で、婦人科病棟では下の2ランクのどちらかを選べるらしい。 A:1日8,800円シャワーなし B:1日11,000円シャワーあり (この他にも…

気にしていたのは入院中のことばかりだった

手術が決まってから、そりゃもう同じ経験をなさった方々のブログを読み漁り、なるほどなるほどと感心したり怯えたり勇気をもらったり。 何より「入院にこれがあると便利!」な、グッズ紹介記事はあらゆる方の文章を読みこんで参考にし、便利グッズのまさに全…

子宮の復讐

デメリットはなかったはずの子宮全摘手術。 実際、術後ちょうど1週間まで、体調はおかしくなかった。 そりゃ、お臍は痛かった。穴を開けてメスを入れたんだもの。 傷パワーパッドみたいなのが貼られてて、血が溜まってる。 退院前にそれも剥がしてもらって、…