子宮とサヨナラしたけれど

漿膜下筋腫ごと子宮全摘したその後に待っていた落とし穴

出生の秘密④

というわけで、当初の警察からの電話、の一件に戻ります(前置きが長くて申し訳ない)。

80歳を超える父母と、ワガママ独身50代姉との3人住まいの実家に、警察から電話があったのが2ヶ月前。

受話器をとった姉は、警察を名乗る相手を当然、特殊詐欺犯だと思うわけです(笑)。話題のルフィ一味に違いない!と。

【母に代われと言い張る特殊詐欺犯 (仮)】VS 【母を守る決意マンマンの長女(姉)】

の構図で暫し闘ったらしいのですが、姉曰く恐怖だったのは、相手が何しろこちらの家族関係の詳細を全て把握していることだったそうです。それこそ、嫁いで家を出ている妹の私のことまで。

あとで考えれば、そりゃ警察だから戸籍を洗っているのは当然だったんですが……「さすが特殊詐欺だ!全部調べ上げてやがる」と姉が強硬な姿勢になるのは当然です。

ずいぶん長い間、電話の相手とやり合ったようです。ついに相手が屈して「では、お母さんに次のことを伝えてください」と言ったのが、間違いなく相手が警察だと知るきっかけとなりました。

「次のこと」とは。

「お母さんの、弟さんが亡くなっているのが見つかりました」

姉は聞いた当初、当然鼻でせせら笑ったらしい(笑)。

だって私たち姉妹は、半世紀以上の長きにわたって、母は3人姉妹だと信じきっていたのですから。