入院中本当に必要なものと注意すべきことその2
子宮をターゲットにした腹腔鏡手術は、
・メスを入れる口=ヘソ
・ガスを入れる口=下腹部の3点
の腹部4点に穴が開きます。
このうち、やはりメスを入れたヘソが一番痛い。 メスを動かして中の子宮を細長く切るわけですから、ヘソの穴でメスを動かしまくって穴も大きくなっているんだろうな(怖い想像)。
術後、これら穴の傷、特にヘソを守るハイウエストのショーツが必須、と皆さんがおっしゃっていて、色んな方がブログで購入先までリンクもしてくださっていたので、私も入院前に以下を購入しました。
無印良品や、皆さんがよく購入していたUNIQLOのハイウエストショーツはだいたい近所に店舗があるので目で見て買いやすいですよね。
グンゼはネット購入しましたが、高いだけあって分厚いしっかりした作りでした。
グンゼ2枚、無印1枚以外に、ふと思いついて入院準備品に入れたもの↓↓↓
今まで履いてきたサニタリーショーツ全部。
……だって考えてみたら、子宮がなくなればもう使うことがないサニタリーショーツ。 病院で毎日履いて捨ててしまえばいいんじゃないか? 洗濯もしなくて済むし。 そう考えました。
最近のサニタリーショーツは、昔のようにゴムがしっかりついたいかにもパンツなタイプじゃない、ウエストが切りっぱなしに近い、フィット感のあるものが多い。 しかも普段から深履きの下着が苦手で、私の持っているサニタリーショーツはほとんどがローライズタイプ。 これならゴムがヘソに当たることもないのでは? メインは買ったばかりのハイウエストショーツにして、あとはサニタリーを履いて捨てよう。
…さて、術後。
HCUから病室に戻る際、看護師さんがT字帯をとって、会陰を拭いて消毒して、ショーツ(ナプキンをつけて)を履かせてくれます。いやー、なかなか恥ずかしい(汗)。
※ちなみに、病院がくれた入院準備品リストに入っていたLパッドは結局ひとつも使いませんでした。
で、看護師さんに、持ってきたショーツ類を見ていただいて、「グンゼのハイウエストのこれがいいと思うんです、買ったんです」と得意げに申告したんですが、看護師さんの反応は、
「うーーーーん……」
ピンと来ない?感じ。 色々広げて横に伸ばしたりなさって(はき古したサニタリーを見られるのが若干恥ずい)、検分した末に、
「あ、これがいいですよ」
と彼女が選んだのは、極めて普通のサニタリーショーツ。
私が愛用していたコレ↓
しかも、サイズを間違えてLを買ってしまったため、この機に捨ててくるのにちょうどいいと思って、ついで気分で持ってきたやつ(汗)
ナプキンをつけて履いてみると、あれ、このサニタリーショーツ、全くヘソに当たらないし痛くない。 しかも大きめだから締め付けもなく、下腹部の3点の傷も痛まない。 さすが看護師さん!
実はその後、せっかく買ったハイウエストショーツを履いてみたんですが、私にはお臍が痛くて痛くて、断念しました。
まあ剥き出しのヘソにパジャマがフワフワ当たるのもそれはそれで痛いんですが、ずっとハイウエストショーツに締められている痛みに比べれば、前かがみになってりゃ当たらない訳で、ぜんぜん剥き出しの方が楽でした。
という訳で、コレ本当に人それぞれなんでしょうが、私には、入院中のハイウエストショーツは不要でした。
退院後の今、せっかくなんでハイウエストを毎日履いてます。 お腹あったかいです。気持ちいいです。