子宮とサヨナラしたけれど

漿膜下筋腫ごと子宮全摘したその後に待っていた落とし穴

体調不良デジャヴ②

花粉症との付き合いは長く、小学校の入学式の朝に集合写真で目と鼻を真っ赤にしている自分がいます。

春のスギ・ヒノキ、秋のブタクサ・ススキ、冬のハウスダストその他もろもろに反応するアレルギー体質でしたが、特にやはり春先のスギの季節が最悪で、くしゃみしすぎて喉を痛めて発熱することもままありました。

いったん反応し始めるとくしゃみと咳と涙が何時間も何日も止まらず、痒くて痒くて、一日中ティッシュ箱を抱え、夜は絶え間なく流れる鼻水で枕がびしょびしょで眠れず、家事に支障をきたすほど。

だから必ずシーズンが始まる前にかかりつけ医で抗アレルギー薬を処方してもらっていました。

でも一般的な抗ヒスタミン薬であるアレグラ程度では全く症状が改善されず、ステロイド薬のセレスタミンやそのジェネリックを1日2回飲むほどの重症でした。それでも症状は若干の緩和しか見られず。

そこで医師に相談すると「副腎皮質ステロイド注射」を勧められたのです。

この注射は強力な抗炎症作用があり、1回注射をすると、約2〜3カ月間効果が持続するというではないですか。

「打ったら今日からもう多分くしゃみも何もかも全部おさまると思うよ」 という医師の言葉に感動して、さっそく打ってもらいました。

医師の言葉通り、その日の夕方から、あれほど絶え間なく繰り返していたくしゃみも咳もすっとおさまり、全くかゆみを感じなくなりました。低用量ピルでニキビが引いた時と同じく、狂喜乱舞するレベルでした。 その年はその日以来、全く花粉症の症状は出ず。

調子に乗ってその翌年も同じように春先にステロイド注射をしました。また症状がピタリとおさまりましたが、前回と違って効果は2週間程度でした。2週間を過ぎると普通に鼻は痒くなり、くしゃみもで始めたので、結局ステロイド薬を服用して乗り切りました。

なんだか嫌な予感はしたんです。効き目薄まってる?と。 私の体大丈夫なんかな?と。

ステロイド注射3年目。 姉の悪性脳腫瘍という大病の手術と術後に付き添うことになったその年の花粉シーズン前にも、やはりステロイド注射を早々に打ち、実家に向かいました。

脳の手術後独特の猛烈な船酔いのような悪心に苦しみ、洗面器に嘔吐し続ける姉に数日付き添っているうち、なぜだか自分も猛烈に後頭部が痛み始めました。病院のトイレに走って吐き、フラフラしながら姉の病室に戻る。 食欲も湧きません。気分的なものかな、姉の看病で私も参ってるのかなとも思いましたが、それにしては頭痛と眩暈がひどい。 まさか私も姉と同じ病気なんだろうかと悩むほど。

しばらく付き添って関東の自宅に戻りましたが、頭痛も吐き気も治らず、一切食欲が湧かず、体重は30kg台半ば(身長157cm)。

夫に、

「なんかママ…死臭がする……」

と言われました(T_T)

言い方!

その後、何週間かかったか記憶は曖昧なんですが、わずかずつ体調が戻り、頭痛や眩暈や吐き気は去って行きました。

喉元過ぎれば熱さ忘れる。

元気を取り戻した私は、苦しかった数週間のことをいつしか忘れ、姉も回復して行ったので母にバトンタッチし、子育てに追われつつ日常生活を過ごしていましたが、ある日ふと左腕を見たら、二の腕の一部がボッコリへこんでいるではないですか。

あれ?なんだろうこの凹み。

最初はどこかで打って怪我でもしたのかなと思っていましたが、みるみるうちに凹みが大きくなっていきました。

もはやただの凹みではない。骨が見えそうなほどの穴と化しています。

恐ろしくなってかかりつけ医(花粉症の治療をしてもらっている医院)に駆け込み、腕を見せましたが、新米医師さんはうーん、なんでしょうねー、ここだけ痩せたのかな、とのたまう(そんなわけないだろう…)

そこでベテランの院長先生が呼ばれ、私の腕を見た瞬間、あっ、ちょっと待っててと言って奥から分厚い医学書みたいなのと、薬の注意書きみたいな紙を持ってきました。

「カルテ見せて。やっぱり。2月にステロイド注射打ったね。これは副作用だ。ステロイドで筋肉が溶けたんだと思う」

Σ(゚д゚lll)

筋肉が溶けた??

なんという恐ろしい話だ!!!(°_°)

そんな重篤な副作用があることを全く知りもせず、安易にステロイド注射を打ち続けていた私。

院長「頭痛とかの体調不良は出なかった?相当きつい副作用があったかと思うけど」

ありましたよありました。 頭痛で死にそうだったよ。

なるほど、原因はこれか!

院長「溶けちゃったものはどうしようもないから、美味しいもの食べて太って、元に戻るの待って」

(-。-;

あれから約20年。

再び原因不明の頭痛と眩暈と吐き気に苦しんでいるわけですが、どうもあの時と同じような痛みな気がします。

ステロイド剤を長期連用すると、副腎皮質刺激ホルモンが欠損し続けることになり、その結果、副腎皮質の機能が低下します。そして、機能低下に伴って減少した副腎皮質ホルモンを補うために、更にステロイド剤を使うという悪循環ができ益々ホルモンバランスが崩れていき、様々な障害が体に現れます。】

↑インターネットサイトより

出たな、やっぱりホルモンかと……

なんとなく納得しました。

いや納得してる場合じゃないんだけども(^◇^;)

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