子宮とサヨナラしたけれど

漿膜下筋腫ごと子宮全摘したその後に待っていた落とし穴

個室か大部屋か

2022年11月6日入院。 入院前の説明では、個室は予約できない、入院時に運良く空いていれば入れますとのこと。

4種類ある個室の中で、婦人科病棟では下の2ランクのどちらかを選べるらしい。

A:1日8,800円シャワーなし

B:1日11,000円シャワーあり

(この他にもっとお高い特別室があったが、病棟が違うので除外されていた)

大部屋は4人部屋。常に2〜3人以上は入室している状態とのこと。 同室の高齢の方の激しいいびき、看護師さんを常に呼ぶ叫び声、大きな寝言、若い学生さんの一晩中続くゲームの音などなどに苦しめられた話を複数の友人(皆この病棟に入院経験あり)から聞く。 また、大部屋は一日中ドアが開けっ放しのため、夜中に医師と看護師さんを召集する緊急コールに何度も起こされ、眠れなかったという話も。

心配した夫が 「個室を確約してくれないなら、別の病院に転院した方が良いのでは。最近は、ホスピタリティにを売りにした高級病院も都心に増えてる。ほんの1週間なんだから、毎日の主婦業のご褒美に贅沢しなよ」 とまで言ってくれたが、これだけ長く診てもらい、検査も散々したのに、今更転院して最初から…と言うのもあり得ない気がした。

個室希望だと言う点は、主治医にも聞かれたので伝えてあったが、

「うーん、そんなに個室こだわります?ご主人が心配してる?へーえ」

まあ医師にしてみれば、命に関わる疾患でもないのに、なに夫婦で贅沢わがまま言ってんだ、という程度のことかもしれない。 運を天に任せるしかない。入院前の患者センター面談でBを希望しておく。

戦々恐々としていた入院前日、病棟の看護師さんから 「本当に申し訳ないのですが」 と電話がかかってきた。 ああ、個室はダメだったかとガッカリしかけたが、 「ご希望のBの部屋は満室で、ご用意できませんでした。Aになります。ご希望に添えず申し訳ありません」 平身低頭という感じで謝ってくださる。恐縮してこちらも電話口でペコペコ。

あれ?入院日に空いてるかどうかの運任せって話はどこいった??? まあ良いんだけど。個室に入れただけで本当にありがたい。

というわけで、入院当日は夫に付き添われ、担当看護師さんに案内されて広々とした個室へ。 コロナ感染防止のため、病室には夫は入れないが、ちょうど案内された個室がエレベーターのすぐそばだったため、「ご主人、入口から中を見てからお帰りになって構いませんよ」と言ってもらえて、開いたドアの外から夫も個室を眺める。

広い。 これでほんとにシャワーがない?というくらい広い。 トイレが、普通の家のお風呂くらいある広さ。 ホテルみたい。

さっそく荷物をクローゼットに移そうとしたら、看護師さんが、

「明日の手術の前に、荷物を全部まとめて手術室に向かいます。手術後、戻ってくるのがこの部屋とは限らないんです。むしろ違う可能性が高い。だから今日あんまり荷物広げない方がいいです」

と言う。 部屋はその時々で忙しく患者に割り振りするようだ。 そんなわけで1日目の夜は、いちいちキャリーカートからパジャマを出し、歯ブラシを出し、タオルを出し、コップを出し、使い終わって明日の朝使わないものはすぐしまい…と忙しなく荷物を出し入れした。

景色の良い部屋で、夜景も綺麗。 静かだし、夜は消灯時間に看護師さんが来て

「電気はご自分で好きな時に消してくださって良いですからね」

とだけ言って帰っていく。あってないような就寝時間。 個室なので電話もOK(と言っても夫ともLINEで文字で話す方が言い忘れもないし楽なんだけど)、テレビもいつまでつけててもOKとのこと。 本当に自由で楽ちんだったけど、それでもやはり入院中は枕が違うからかなかなか夜眠れなかった。病院で深夜番組をほぼ完徹で観る不健康(笑)。

あとこれは運が良かったのだが、部屋番号が1番小さかったので、食事の配膳が毎回私から始まった。 暇な入院生活、匂いだけするのになかなか来ない食事を待つのは悲しい。一番にご飯が来るのはありがたかった。

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