いったい子宮筋腫の原因はなんなのか②
約15年前、ピル治療のために訪れた婦人科専門クリニックで血液検査の結果判明したことは、私は元来、
「女性ホルモンの変動バランスが悪く、さらに男性ホルモンの分泌が多い」
ということでした。
これが長年にわたる「大人のニキビ」発生の原因だったそうです。
実母も若い頃ニキビに悩まされていたそうなので、おそらくこの体質は遺伝なんだろうと思います。
低用量ピルの服用を始め、乱れていたホルモンバランスが整えられ、以後約15年間肌が健全に保たれ、ニキビから逃れられて来た訳ですが、45歳でピル服用をやめた後、肌よりもやたらと胃の調子が悪くなり、かかりつけの内科を受診しCTを撮りました。
すると内科の医師が、
「胃腸には目立った疾患はない。でも、子宮筋腫がありますよ。婦人科ですぐ診てもらった方がいいです。紹介状を書くから、かかりつけの婦人科に行ってください」
とおっしゃる。 慌てて紹介状を持って、長年ピルを処方してもらっていた婦人科専門クリニックをまた受診しましたが、もろもろの検査後、若い男性院長いわく
「子宮筋腫なんてどこにもない。」
え?
内科の医師が間違えたのか? でも確信を持った口ぶりだったけど…。
院長「婦人科の医者でもない人がCTで診断くだすのはおかしい」
私にそう言われましても(-。-;
でも、専門医が「無い」と断定したものを、素人の患者が本当にないんですかなんて言ってすがって困らせることもできず、モヤモヤしたまま帰宅。
その後もずっと毎年人間ドックを受けてきましたが、一度も子宮については引っかかりませんでした。
去年の夏、ヨガの最中に腰に激痛が走り、やがて歩けなくなり、整骨院や整体院を渡り歩いた末に、大きな病院(今回子宮全摘手術をした病院)で腰のMRIをとった結果、子宮筋腫がようやく判明したわけですが、大病院の主治医曰く
「7.8センチの筋腫は、当然昨日今日出来たものではない。数年がかりで育っていたはずです。人間ドックで本当に一度も指摘されませんでした?」
〝5年前に内科で指摘されましたが婦人科の精密検査では筋腫は見つからないとのことでした”と正直に伝えたところ、主治医はうーんと首を傾げていました。
結局5年前に筋腫はあったのかなかったのか。 今となっては謎です。
ただ、ピルの飲用をやめたこと、すなわち女性ホルモンのバランスが再び崩れたことが、筋腫が急速に増大したことに何らかの影響を与えているのは確かな気がします。