子宮とサヨナラしたけれど

漿膜下筋腫ごと子宮全摘したその後に待っていた落とし穴

いったい子宮筋腫の原因はなんなのか①

原因のわからない病は世の中に多々ありますが、子宮筋腫もそのひとつなんでしょうね。

女性ホルモンの分泌が関係しているらしい、と大まかに分析されているのみ。

女性ホルモンのバランス異常、と言われると、50年のこれまでの人生で、心当たりがなくもありません。

私は、前にも書きましたが身体発達が早熟なタイプで、小学校4年生のとき、身長154㎝体重43kg。5年生になる春休みの3月(10歳)に初潮が来ました。

中学受験をしたので5.6年生は夏期講習やら冬期講習やらで全く運動せずどんどん太り、6年生で157㎝49kg。その頃からやたらと生理が重かった。

そして時を同じくして私を悩ませ始めたのが、ひどいニキビでした。

思春期のニキビというには、ちょっと病的でした。頬やおでこにはほとんどできません。できるのは主に口の周りと、もみあげのあたり。

要するに、男性の髭が生える部分です。

大人からは、顔をちゃんと洗わず不潔にしているからだとか、甘いものを食べるせいだとか、太いからだとか色々言われ、何を反論したところでどうにもならないので黙っていましたが、そんなのどれも心当たりがない。

だってまず、ニキビが嫌で毎日何十回も狂ったように顔は洗ってました。

それと、当時から父譲りの酒飲みの遺伝子が受け継がれていたのでしょう、甘いものが大の苦手でした。おやつには、ポップコーンやスルメや柿の種やイカの塩辛が大好きでした。 (我ながら渋い^^)。

パフェやグレープやジェラートやティラミスやバニラシェイク大流行時代に、一切そういうのを食べられない、可愛げのない女子中高生でした。

さらに、ダイエットを決意して、10kgほど体重を落とし、10代後半は40kgジャストを長年キープするほど極度に体重制限もしていました。

※ちなみにこの身勝手なダイエットは後になって体から酷いしっぺ返しをされました。絶対しちゃいけません

しかし何をやっても、ニキビは悪化はすれど良くはなりませんでした。

思春期を過ぎて大人になれば少しは治るのかと思いきや、20代30代と歳をとるごとに酷くなっていきます。 もはや病気でしかないなと悩みました。

実は、

「このニキビは表面的な肌の問題ではない。ホルモンバランスの問題だな」

と確信した出来事があります。娘を出産した時のことです。

もう27年前になりますが、大変な難産で、3日間、72時間をかけて産みました。 その3日の間に、口の周りともみあげに数十個に上るニキビが、できては消えできては消えしました。付き添ってくれた母が驚くほど。

出産直後の、新生児の娘を抱いた写真の私は、口の周りがニキビの大群で真っ赤です。

ところが産後ひと月くらいで、これらのニキビが跡形もなく消え去り、しばらく、それまでの人生で経験がないほどの麗しい肌が保たれました。

しかし月経が戻ってきたらあっという間に肌の状況は逆戻り。月経前に大きなニキビが口の周りにボコボコと現れ、次の月経までに根治できないまま、新しいニキビに悩まされる日々。

2年後に息子を出産した後も、同じ経過を辿り、肌の調子は悪いままでした。

そんな長いニキビ人生で、ずっと試してみたいと気になっていた治療法がありました。 低用量ピルです。

かつてはジェネリックがなくて高額だったのと、ピルは副作用が酷いと声高く報道されていた時代が長かったのとで及び腰になっていましたが、30代前半、低用量ピルが画期的に開発されて汎用されるようになったので、試してみようという気分になりました。

もうこんなニキビ人生はごめんだと思ったのです。常に巨大なニキビ数個と、小さなニキビ予備軍が赤く膿んでいる顔なんて、ストレス以外の何者でもない。

ニキビなど無縁の、ツルツルツヤツヤの夫の顔を見るたび羨ましくて悲しくて(笑)

そして初めてピル専門の婦人科を受診し、ピルを処方された日から約1ヶ月、ニキビは全く減らず、高いお金払ってバカみたいだと失望しました。

でも根気強く飲んでいるうちに、1ヶ月半をすぎた頃でしょうか、突然、潮が引くようにニキビが消え失せました。本当に、ある日突然、すーっと。 そしてそれっきり、ただのひとつもニキビは出来なくなりました。

生まれつき肌が綺麗な方にはなかなか伝わらないかもしれませんが、ニキビ肌人生に長く苦しんだ私にとっては狂喜乱舞するほどの喜びでした。長年のコンプレックスから、ついに解放されたのです!

↑私が処方されていた2種。

低用量ピルのおかげで、服用開始から約15年、私はニキビと決別した幸せな人生を歩めました。

しかし…

45歳になった時、ピルを処方されていた婦人科から、 「血栓ができる可能性が高くなるので、45歳以上の方にはもうピルは処方できません」 と言われました。

仕方ないですよね、歳が歳ですから。

どうしよう、この歳になってまさかの、ニキビ面再来?

アラフィフのニキビ面って笑えないじゃん…

そんなふうに悩んでいましたが、服用をやめても危惧したほどのニキビ爆発は訪れず、毎月の月経のたびに1.2個の赤い膿んだ大きなニキビが口の周りに出来る程度。 触らず清潔にしていたら1週間ほどで自然と消えていく。

まあ、使っている基礎化粧品が若い頃とは段違いに高級なものだというのもあるんでしょうけども(^◇^;)

で、ニキビとはおさらばしたままの余生を送れそうだなと安堵した、そのあたりから、下腹が異様に膨らみ始めたと…

この経過に、女性ホルモンが影響していないとは、思えるはずもないわけです。

続く………

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